SONY α7s のサイレントモードでインターバル撮影する

a7s のサイレントモード(サイレント撮影)ですが、タイムラプス アプリケーションでは使うことができません。その後、色々と検索してみたところ、PC とカメラを接続し、Remote Camera Control アプリケーションを使うことで、サイレントモードでのインターバル撮影は可能になることが分かりました。

  1. SONYのサイトから Remote Camera Control アプリケーションをダウンロードしてPCにセットアップする
    http://www.sony.jp/support/software/rcc/
  2. カメラの設定でUSB接続のモードを PCリモート に設定する
    メニューから一番右のタブ(道具箱?)の4ページ目にUSB接続の項目があります
  3. PCとカメラを接続
  4. PC側でRemote Camera Control アプリケーションを起動する
  5. インターバル撮影 の項目で撮影条件を設定する

大まかな手順は上記になります。

リモートカメラコントロールを起動したら、下記の赤で囲ったボタンをクリックするとインターバル撮影の設定画面が開きます。

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若干残念な点としてインターバル撮影は最少で 10秒間隔でしか設定できません。

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撮影時間は 1000回まで設定できますので、10秒 x 1000回で 1万秒(約 2.7時間)の撮影が可能そうです。

ただ、撮影間隔が 10秒の長いため、どの様なタイムラプス動画に向いているのかは考える必要がありそうなのですが、10秒間隔ですとやはり風景とかでしょうか?

また、最大で 2.7時間といってもバッテリーの消耗を考えるとかなり厳しいものがあるのではないかと思われます。

やはり縦位置グリップが欲しくなりますね(^^;;

 

 

 

SONY α7s のタイムラプスをサイレントモードで実行出来ないの?

タイムラプスアプリケーションですが、現時点では α7s のサイレントモード (サイレントシャッター ?)に対応していませんので、撮影中は普通にシャッター音がします。

設定する秒数間隔によるかもしれませんが、撮影場所によってはそれなりに音に気を付けなければいけない気がします。(もともとα7シリーズってシャッター音がそれなりに大きい気が個人的にはしています)

α7s にはサイレントシャッターがありますので、これでインターバル撮影ができれば最高だと思うのですが、さすがに標準機能ではなさそうですので、電子レリーズでそういったものが無いか探してみています。

SONY 純正のリモートコマンダー RM-VPR1はWebの仕様をみている感じでは、インターバル撮影で使えそうな機能はなさそうです。花火の季節ですので、これはこれで欲しいなぁという品物ではあるんですけど(^^;;

他には、国内で販売しているか不明ですが iOSAndroid といったスマートフォンなりでアプリケーション(とケーブル)で制御するやり方も案としてはあるようですね。これは面白い仕組みだと思います、a7s にも対応しているようです。日本円だと6千円くらいでしょうか?(日本からも注文が可能でした、注文してから実際に到着するには約2週間ほど時間がかかるようです)

Triggertrap Mobile Kit for Sony
http://triggertrap.com/products/triggertrap-mobile-kits/for-sony/

 他には赤外線での操作になりますが、下記の a7s に対応しているようです。

TempusNEX Remote Time-Lapse
69 USD
http://tempus.bymac.org/

 

と、ここまで書いて思ったのですが、シャッター音が気になるのであれば動画で撮影してそれからタイムラプス作成した方が早くないか?ということでしょうか。

ただ、動画だと長時間撮影という点で問題が出てきてしまいそうです。。。 

α7s のシャッター回数を確認するには?

a7s のタイムラプスアプリケーションでは、最大 990回のシャッターをインターバルで切る事ができますが、a7s のシャッターは何回くらいで壊れるのか?ちょっと気になってしまいます。

実際、タイムラプスアプリケーションの取り扱い説明書には下記の注意書きがあります。

https://www.playmemoriescameraapps.com/portal/manual/IS9104-NPIA09014_00-000003/ja/index.html

過度の使用による部品交換は有償となる場合があります。

 明確にシャッターと書いてあるわけではありませんが、過度の使用になるパーツといってすぐに思いつくのはシャッターではないでしょうか。

a7s のサイレントモードがタイムラプスで使えれば機械的なシャッター部品についてそれほど酷使を懸念しなくて済むかもしれませんが。。。

これまでにテスト含め 5回ほどタイムラプスを撮影していますので、シャッター回数は 5千は超えているのではないかと思いますが、現在のシャッター数を確認する方法がカメラの標準機能としては無いんですね。

Google で検索してみたところ、JPEG 画像の EXIF データを確認する方法で、もしメーカーがその値を EXIF データに入れている場合には確認が取れるという事のようです。

そこで早速、PhotoMe をダウンロードして使ってみました。

PhotoME
http://www.photome.de/

このツール、インストール段階で Japanese を選択しておけば、GUI 含め日本語表示する事ができるんですね、とても親切な作りになっています。ダウンロード可能なバージョンとして 0.8β2 と 0.79R17 があったのですが、0.8β2 を試しにインストールしてみました。といってもバージョン履歴の日付は 2009/5/3 ですので結構古いですね。

早速 a7s で撮影した JPEG 画像を PhotoMe にドラッグ&ドロップして値を確認してみましたが、カメラやカメラノートなどを確認しても、それらしい値を見つける事ができませんでした。

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他のツールなども試してみたのですが、残念ながら分かりませんでした。

DPREVIEW のフォーラムでもシャッター回数についての話題が出ていたのですが、どうやら簡単に確認する方法はないようですね。(だいたい他と同じだろうみたいな意見が多いようですが、確かに気にしてても壊れる時は壊れるでしょうしね)

 

α7S タイムラプスでピクチャーエフェクト イラスト調 を使って撮影

タイムラプス動画を撮影する際、街中などで人通りが多い場所ではプライバシーへの配慮が必要になるかと思います。

ピクチャーエフェクトにはイラスト調という効果がありますが、これを「強」でかけた場合には、仮に人物が写っても個人を特定することが困難な程度にイラスト化してくれます。これなら、人が映り込んでもなんとかなりそうです。

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ピクチャーエフェクトで イラスト調 を選択した場合、1枚の効果処理にどの程度の時間を必要とするかが心配だったのですが、a7s であれば 3秒間隔でも十分処理が間に合うようです。

約50分間の撮影で、バッテリー消費は 40% 程度になるようです、撮影が終わった段階で残り 58% 程度でした。


α7S タイムラプス illustration effect (SONY a7s time lapse) - YouTube

カメラ:a7S : ILCE-7S
アプリケーション:タイムラプス
テーマセレクション:カスタム
クリエイティブスタイル: スタンダード
ピクチャーエフェクト: イラスト調(強)
3秒間隔、Still
レンズ:SEL70200G (FE 70-200mm F4 G OSS)
絞り: F4
ISO: 100
AE:Traking LO
撮影枚数: 990
撮影時間: 00:49:30
作成された動画の時間: 41秒
動画作成: Panolapse

電線があったのですが、イラスト化すると線がほとんど見えずに、途中の装置?的なものだけが空中に残る形になってしまい、一見するとゴミが写っているようになってしまいました。次回はこのあたりも注意しながら撮影しないといけませんね(^^;;

 

ピクチャーエフェクトは Image Data Converter を使って掛けることができず、カメラで撮影時に処理しなければいけません。この点はできれば後から RAW で処理できるようにしていただけると嬉しいですね。

少し検索してみたところ、DPREVIEWのフォーラムで同じことを質問されている方がいらっしゃいました。

Watercolor or Illustration effect on JPEG or RAW after downloading file?
http://www.dpreview.com/forums/thread/3286272

 

サイレントモードで RAW を撮影し、あとからエフェクトを処理できるようになるとイラスト調のタイムラプス動画を作りやすくなると思うのですが、RAW に対してイラスト調にしてくれるツールがあればそれでも良さそうです。

DPREVIEW のフォーラムで紹介されていたこちらのツールは結構面白そうです。

Topaz Simplify

http://www.topazlabs.com/simplify

 

α7S タイムラプスでピクチャーエフェクト 水彩画調 を使って撮影

a7s のピクチャーエフェクトによるタイムラプスですが、昨日書いたように一部のエフェクトは Still でなければ使えないようです。

他にも水彩画調、イラスト調、ソフトフォーカス、絵画調HDRといった項目も Still でないと撮影することができないようですが、これらは複数シャッターを切ったり効果を反映するのに時間がかかるからなのでしょうかね。

 そこで、アプリケーション設定の記録方式で Still の設定を行い、ピクチャーエフェクトとして 水彩画調 を指定して撮影してみました。

建物などが写っていても、水彩画帳だとよく分からなくなるのでテストとしては安全かなという理由だけですが、雲の動きが少しまろやか?になるのではないかと思います。


α7S タイムラプス watercolor painting (SONY a7s time lapse) - YouTube

カメラ:a7S : ILCE-7S 
アプリケーション:タイムラプス
テーマセレクション:カスタム
クリエイティブスタイル: スタンダード
ピクチャーエフェクト: 水彩画調
5秒間隔、Still
レンズ:SEL55F18Z ( Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA )
絞り: F8
ISO: 100
AE:Traking LO
撮影枚数: 990
撮影時間: 01:22:30
動画作成:Panolapse

さて、Still の場合には自動的に動画は作成されず、撮影した枚数(今回は 990枚)の JPEG 画像が作成されます。アプリケーションを実行した状態で再生ボタンを押すと、コマ送りで確認する事はできますが、最終的に動画にするには別のツールを使う必要があるようです。

注意点としては、撮影は 5秒間隔にして 1時間20分ほどの時間でしたが、バッテリーの消耗が激しかったようです。100% から開始して、残りが 30% になっていましたので効果の処理にそれなりにバッテリーも使うのかもしれません。まだ一度しか試してないので、他の3回シャッターを切るようなものでバッテリーがどこまで消耗するかちょっと心配ではあります。

さて、撮影した JPEG 画像からタイムラプス動画を作榮する方法ですが、専用ツールを使えば簡単にできますね。最初面倒だなぁとちょっと思いましたが、慣れたらめっちゃ簡単でした(^^;;

無償のツールとしては、Windows ムービーメーカーを使う案もあるようですが、今回は Panolapse というツールをトライアル版で使ってみました。

Panolapse - タイムラプスとパノラマの動画作成ソフト
http://www.panolapse360.com/jp/

ダウンロードの選択肢として、64bit 版もありますので、64bit 環境を使っている場合には嬉しいですね。インターフェイスも日本語化されていますし、トライアル版では出力される画像サイズに制限はあるものの、手軽に JPEG からタイムラプス動画を作成する事ができます。

機能としては、ズームさせたりといったソフトウェアによる処理が可能なようですが、まだそこまでは試せていません。

今回の動画を作成する際には、基本的にはデフォルトのままで処理しているのですが、一点だけ出力形式として MOV を選択したのは失敗だったかもしれません。MP4でも出力できるので、Youtube にアップロードするのであれば MP4 のほうが良いかもしれませんね。

 

余談ですが、今回かなり炎天下で撮影していましたので、熱がちょっと心配になる部分でした。とりあえず日傘もないのでタオルをほっかむりのように a7s にかけてましたけど、そっちの姿のほうが面白いって言われてしまいました(笑)

 

α7S タイムラプスでピクチャーエフェクト使って撮影してみる

タイムラプス アプリケーションでは、ピクチャーエフェクトを使う事ができます。先日はクリエイティブスタイルで 白黒 を指定してモノクロにしてみましたが、今回はピクチャーエフェクトでモノクロに挑戦したいと思います。

カスタム設定でピクチャーエフェクトにハイコントラストモノクロを指定して雲の動きを撮ってみたものです。


α7S タイムラプス High contrast monochrome (SONY a7s time lapse) - YouTube

カメラ:a7S : ILCE-7S 
アプリケーション:タイムラプス
テーマセレクション:カスタム
クリエイティブスタイル: スタンダード
ピクチャーエフェクト: ハイコントラストモノクロ
3秒間隔、24p
レンズ:SEL55F18Z ( Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA )
絞り: F8
ISO: 100
AE:Traking LO
撮影枚数: 990
撮影時間: 00:49:30
作成された動画の時間: 41秒

やはり画面全体に動きのあるものを撮影する方が、タイムラプスとしては面白い表現になりますね。

さて、次にリッチトーンモノクロを設定しようと試したのですが、まずアプリケーション設定で、24p、30p を指定している場合にはピクチャーエフェクトで一部のエフェクトを選択できないようです。Still  を選択した場合には リッチトーンモノクロ を選択する事ができますので、写真として撮影して後からそれを別途連結して動画を作成する必要があるという事でしょうか。

他にも水彩画調、イラスト調、ソフトフォーカス、絵画調HDRといった項目も Still でないと撮影することができないようですが、これらは複数シャッターを切ったり効果を反映するのに時間がかかるからなのでしょうかね。

 しかし、日中では a7s の 1/8000 秒でも解放では ND フィルターが必要になりますね。タイムラプスアプリケーションは ISO 感度を 100 以下に下げらないので、物理的な ND フィルター(49mm)を取り付けないとダメそうです。 とはいえ、タイムラプスの場合、結構絞るので平気なケースも多い気もしますね。

 

SONY α7s タイムラプス動画でクリエイティブスタイルを使ってみる

a7s にインストールした タイムラプス アプリケーションですが、カスタム設定ではクリエイティブ スタイルを指定する事ができます。

早朝の江戸川で徐々に明るくなっていく日の出を撮影する予定だったのですが、なぜかクリエイティブスタイルのテストになってしまいました(^^;;

実際に撮影してみて分かったのですが、そもそも川辺では色の変化がないですし、動きも少ないのでそのまま撮影しても、タイムラプス動画としては面白さが出ないんですね。撮影が終わらないと、そんな事も分からない私がいたりしますが(笑)


α7S タイムラプス カスタム vivid sample (SONY a7s time lapse) - YouTube

カメラ:a7S : ILCE-7S 
アプリケーション:タイムラプス
テーマセレクション:カスタム
クリエイティブスタイル: ビビッド
3秒間隔、24p
レンズ:SEL55F18Z ( Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA )
絞り: F8
ISO: 100
AE:Traking LO
撮影枚数: 990
撮影時間: 00:49:30
作成された動画の時間: 41秒

次に、モノクロ(白黒)のクリエイティブスタイルを設定して、違う角度から江戸川のタイムラプスを撮影してみました。水面がどう映るんだろうか?と思って試してみたのですが、これも撮り方を工夫する必要があるようです。むしろ動画でシネマ調にして撮ったらどうなるのかなぁという印象を持ちました。


α7S タイムラプス monochrome sample (SONY a7s time lapse) - YouTube

カメラ:a7S : ILCE-7S 
アプリケーション:タイムラプス
テーマセレクション:カスタム
クリエイティブスタイル: 白黒
3秒間隔、24p
レンズ:SEL55F18Z ( Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA )
絞り: F16
ISO: 100
AE:Traking LO
撮影枚数: 990
撮影時間: 00:49:30
作成された動画の時間: 41秒

モノクロでのタイムラプス動画というのは色の変化もそれほど出てきませんので、何を写すかよく考えてから試さないと悲しい結果になりそうです。

それなりに人通りのある街中を撮ると雰囲気出たりするんでしょうかね?

 

早朝でしたので、それほど風は強くなかったのですが、やはり強い風が吹くとカメラが倒れないか?と心配になってしまいます。いまは 3千円せず購入できる SLIK F740 を使っているのですが、持ち運びは軽くていいのですが、風が強いと揺れますね(^^;;

川辺ですと低い位置から撮りたい時もあるので、ミニ三脚も低い位置になる事で風の影響をうけにくくなるのかも?しれないという点でちょっと物色中です。